JTBコミュニケーションデザイン エリアマネジメント

お問い
合わせ

  • #公共・文化施設の運営

「こころ羽(は)」プロジェクト in豊中市立文化芸術センター

JTBコミュニケーションデザイン(JCD)は、運営に携わる全国の公共文化施設において、子どもたちの文化芸術体験の格差をなくすことを目的に、子どもたちとその家族を演劇や音楽コンサートなどの公演に招待し、文化芸術の鑑賞機会を提供する「こころ羽(は)」プロジェクトを推進しています。

実施内容(2023年度)

私たちが運営に携わる豊中市立文化芸術センター(大阪府豊中市)では、豊中市文化芸術推進プランに沿って、多くの市民が文化芸術に触れる機会の提供に努めています。特に私たちが推進している「とよなかARTSワゴン」 <ふれアート>(※JCDNOW記事リンク予定)では、アウトリーチプログラム事業として、2022年度は市内の小学校に全94回訪問してきました。アートを身近に感じてもらい、こどもたちの感性や創造性を育むことを目指し、アーティストから直接聞く音楽や楽器についてのお話、心に響く生演奏を聞く機会の創出に貢献しています。

 

その活動に加え、今回は学校教育では難しい体験(ホールでの観劇)の提供を目的に2024年1月27日の劇団四季ファミリーミュージカル『ジョン万次郎の夢』の公演で「こころ羽(は)」プロジェクトを実施しました。

 

実施にあたっては、社会福祉法人豊中市社会福祉協議会と連携、観劇機会の少ない方々を中心に、市内在住の子どもたちおよびそのご家族、50名をご招待しました。

 

江戸時代の末期、日本人ではじめてアメリカに渡ったとされる中浜万次郎の半生を、「相手を信じて理解する心」「困難に立ち向かう勇気」をテーマに描き出すミュージカル公演には、「心が豊かになった」「生きる勇気をもらった」といった感想が寄せられ、文化芸術による社会包摂の効果を実感しました。また、無料配布した公演パンフレットは、参加者の多くが「思い出の品として大切に保管したい」と話すなど、継続的な文化芸術への関心喚起にもつながりました。

 

 

 

 開催日

 2024年1月27日(土)

 公演名

 劇団四季ファミリーミュージカル「ジョン万次郎の夢」

 開催場所

 豊中市立文化芸術センター (大阪府豊中市)

 ご招待人数

 50名

協力:社会福祉法人豊中市社会福祉協議会

 

 

■「こころ羽(は)」プロジェクトとして参加した方の声

・初めての劇団四季だったので感激しました。

・子ども達と一緒に観劇できてうれしかったです。たのしかったです

・はじめてのミュージカル、 はじめての劇団四季 、大変楽しませていただきました。 子供の興味などわかり 、広がり 、ありがとうございました。

 

 

(2025年2月記)

 

 

 

こころ羽(は)プロジェクトとは

 

 

JTBコミュニケーションデザイン(JCD)が推進する「こころ羽(は)」プロジェクトは、様々な環境等が理由で生じる「子どもたちの体験格差」の解消を目指す取り組みです。JCDが運営に携わる全国の公共文化施設において、対象となる子どもたちとその家族を演劇や音楽コンサートに招待し、文化芸術の鑑賞機会を提供することで心豊かな社会の実現を目指しています。同時に、地元企業、自治体、教育機関、支援団体との連携を通じて地域全体のコミュニケーションを促進し、社会問題解決のハブとなることで、地域に根ざした持続可能な文化振興と社会貢献活動を展開しています。

このプロジェクトを通じて、JCDは単なる施設管理運営者やサービス提供者としての”プレーヤー”を超え、文化芸術のみならず福祉、教育、産業、まちづくりなど自治体が担う地域振興の”パートナー”としての役割を果たしています。エリアマネジメント事て地域課題の解決から社会課題の解決へと視野を広げ、地域の様々な団体との連携や協働を強化しつつ、地域の企業への積極的な活動発信を行っています。JCDは今後も、この「こころ羽」プロジェクトを通じて、継続的に社会課題の解決に取り組み、より豊かで包括的な社会の実現を目指していきます。

 

 

▼関連コンテンツ

公共施設を活用した「こころ羽」プロジェクト~子どもたちの体験格差解消~ 対談記事≫

豊中市立文化芸術センターでの実施時に 連携した社会福祉法人豊中市社会福祉協議会の勝部麗子様とイベントを取材し記事を執筆された読売新聞社の満田育子記者、そしてJCDエリアマネジメント部長の田中が、様々な社会課題解決に向けて、企業と地域はどのように連携を図れるか、可能性を語り合いました。

 

 

他エリアでの「こころ羽」プロジェクトの取り組み実績≫

 

 

 

 

関連資料
関連記事

関連記事